新思索社出展一覧
書名 著者 ISBN(13桁) 本体価格
精神と自然 生きた世界の認識論 普及版 1195-0.jpg G・ベイトソン 978-4-7835-1195-3 2,000
ニューギニアの部族からサイバネティクスまで
また、精神分裂の世界から生物の進化までを今世紀の知の辺境を跋渉した巨人が深い言葉で綴る。 "生きた世界の認識論"

社会学への招待 普及版 1199-1.jpg P・L・バーガー 978-4-7835-1199-1 2,000
ロングセラー本を普及版(廉価)にしました。
[人間とは何か]という視点で、鋭くかつ明晰に述べた社会学の入門書にして名著。
日常生活に据えた視座から、社会学の成立根拠を掘りおこすという作業を基にして人間学としての社会学の確立をめざす。
入門書ながら研究者にとっても必読の書。多くの大学で教科書に採用されています
未来を生きる君たちへ 1190-X.jpg 南原 実 978-4-7835-1190-8 1,500

誰にも行き先の見えない危機の時代にあって、人間がもっとも大切なものを失わずに人間らしく生きるには・・・・・・・・
この本は、若い読者がこれからの日々を生き、そして考えるために必要な深い認識と力を与えてくれる。

日本の歩んだ過去百年の歴史をふり返って、その失敗を見つめ「正しい人間の理解とは何か」を提唱する。
さらに、現代の危機に深くかかわる問題・・・・科学技術、サイエンス、ことば、人間の尊厳、自然、友、愛、政治について語る。類まれな思索のガイドブック。

オールド・マン・ハットの息子 1194-2.jpg ウォルターダイク 978-4-7835-1194-6 3,200
これは、ひとりのナバホ・インディアンによる比類ない自叙伝です。
幼年期の記憶から始まり、広大な自然のなかで放牧、農作業、日々の営み、父親から伝えられた知恵と伝承、部族の祭祀と儀式さらに自身の性の目覚めと結婚の場景などが、率直に生き生きと語られる。「飾り気のない語りの手法は聖書のリズムを彷彿とさせる」 (クライド・クラックホーン)と評され、長く読みつがれてきた古典の本邦初訳です。
影の獄にて 1193-4.jpg ローレンス 978-4-7835-1193-9 2,500
映画「戦場のメリークリスマス」の原作版
異常な環境に中で、人種間の差異を飛びこえてなされる人間の深部での和解というテーマを、著者の個人的体験に基礎を置き見事に展開する感動的なドラマ。
職場のメリークリスマス 1200-4.jpg ローレンス 978-4-7835-1200-4 1,500

坂本隆一・デヴィット・ボウイ・北野武の豪華ハイライトシーン…
大島渚監督が描いた映画の感動が、スチール写真と読みやすい文章で甦る。
風と霊、大地と人間の命、雨と行為、稲妻と悟得、雷と言葉,種子と蒔く者、――すべてのものはひとつだ。

異常な環境の中、人種間の差異を飛び越えてなされる人間の深部における"和解"というテーマを著者の個人的体験に基礎をおき、見事に展開する感動的ドラマ

極性と超越 1198-4.jpg 南原 実 978-4-7835-1198-4 2,500
ヘーゲルや詩人ノヴァーリスにも多大な影響を与えたドイツの神秘主義者ヤコブ・べーメ。
その思想の精髄を著者は現代人の意識の深みにまでひびく言葉をもって解き明かす。
現代への根源的な批判をこめた新生のための書。
文明化した人間の八つの大罪 0212_9.jpg K・ローレンツ 978-4-7835-0212-8 1,500
ノーベル賞受賞、動物行動学の創始者が、環境の荒廃、核兵器、人口爆発、遺伝子異常、人間の感性の衰弱など人類八つの危機を明らかにし、回復への道を探る。
生命―この宇宙なるもの 新装版 0233-1.jpg F・クリック 978-4-7835-0233-3 2,500
ノーベル賞受賞者、DNA構造の発見者である著者が新パンスペルミヤ説(宇宙胚子説)を唱えて語る生命の起源と本性。
これからの生命観、学問的方向を示す知的興奮の書。
生物から見た世界 0205_6.jpg Jユクスキュル 978-4-7835-0205-0 2,700
動物たちは何を見、何を感じ、何を考えているのだろうか。動物がもつそれぞれの独自の環境世界の、その驚くべき眺めの世界を示すパラダイムの書。名著の誉れ高し。
人はなぜ悪にひかれるのか 悪の本性とモラルの幻想 1186_1.jpg F・M・ヴケティツ 978-4-7835-1186-1 3,500
人はなぜテロを行い、戦争を起こすのだろうか。人にはもともと性悪な本性がひそみ、ために悪事が行われるのだといった無意味な同語反復では説明になりえない。他の動物と同様に、人もまたおのれの血縁一族の繁栄へ向けた行動によって進化をとげてきたが、このことは、自己にとっての善なる行為は、他者にとっては悪にもなりうることを示す。
すなわち、様々な悪を繰り出す利己主義は、進化の論理によって生み出されたことを意味する。こうして本書は、モラルの幻想から脱却を試みる新たな進化倫理学の書ともいえる。
野外鳥類学への招待 新装版 トマス・C・グラッブ 978-4-7835-0241-8 2,500
鳥はなぜ歌う 0245-6.jpg ジャック・ドラマン 978-4-7835-0238-8 1,800
1928年に発表されたフランスの原著は、鳥類の生態を描いた名作として長く読みつがれてきた。メーデルリンクは「これは私が書きたかったような本だ」と言い、ロマン、ロランは「すばらしい本だ。わが国の森と野原、空と川のあらゆる匂い、風の音、音楽、緑――すべてが心にくいまでに描き出されている」という賛辞を寄せている。
石川湧による翻訳は昭和16年に三笠書房から刊行されたが、長らく絶版となっていた。復刊にあたっては、定評ある名訳を生かしながら,旧版の旧字・旧かなを新字・新仮名に改めた。また、原書の1990年版につけられたオリヴェ・メシアンの序を新たに加えた。
幻子論 2001-6.jpg 熊野宗治 978-4-7835-2001-6 2,500
コペルニクスは天動説の矛盾を減らしました。
ケプラーは先人たちの「円と一様な回転」では実際と違いが生じるのを、いくつもの偏心円の考えで実測に近づけましたが、ほんのわずかなずれが残るだけなのに、労績のすべてを捨てました。
火星が太陽を一周する間に地球は2回と少し進むことを利用して、火星が太陽との距離を変えるのを見出し、第一、第二、法則を発見します。
同じころ、重い物は軽い物より早く落ちると信じられている通りだとすると、
2つを連結して落ちたらどうなるのかに矛盾の生じることをガリレオは気づきます。
2つの発見は、やがてニュートンを万有力の発見へと導きます。
私たちの考えにわずかでも矛盾があるならば疑ってみなければなりません。
皆さんが、固定観念や権威の抑圧から解かれた真の科学者たらんことを願っています。
この本は、私がその幾つかを実践してみたものです。     著者より
アインシュタインの嘘とマイケルソンの謎 2002-3.jpg 熊野宗治 978-4-7835-2002-3 2,300

1830年代の電磁誘導の発見は、感覚のファラデーから数理のマクスウェル電磁気学へ、そしてマイケルソンのエーテル検出の失敗をよいことに、アインシュタインは超越的幾何学から空想的相対論を展開。1905年の特殊相対性理論はあまりに奇妙すぎ、16年の一般相対性理論は超越的数学による煩雑をきわめ、それゆえに成功した。
以後、相対論は物理学の頂点に置かれ、物理学を1世紀にわたって泥沼の長い眠りにつかせた。数理の崇拝、強大なメデイア、娯楽好きな大衆、それに、引きもきらぬ好奇心的科学者たちが、アインシュタインをなかなか降ろしがたい物理学への頂点に祭り上げてしまった。 プロローグより

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